政経倶楽部東京支部第227回例会報告
- 田沼 たかし
- 2024年1月15日
- 読了時間: 3分
【貞観政要に学ぶ】
政経倶楽部 にて、毎年恒例の、林英臣 先生による講義です。
帝王学 である『貞観政要 』解説を、拝聴しました。
たくさんの気づきをいただきました。
今年は大勝負、殻を破ります!
そのあとは、久野さんと靖国参拝。
英霊に、今年は捨て身で頑張ることを、お誓いしてきました。
唐の時代の初め頃、貞観時代に、記された。
北条政子、道元、日蓮、徳川家康などが愛読
部下からの 諫言 が多い
内容を一言集約;部下や側近の忠告が聞けるかどうか?
太宗は、皇帝になろうと思っていなかったが、後継者争いの中で、地位を得た
魏徴(ギチョウ)は、反乱側にいた。太宗側が勝った時、「なぜ反乱軍に?」「私の意見を聞いてくれたらこのような乱は起きなかった」これを聞いて、太宗は、許し採用した。
ギチョウは命懸けで尽くした
49;君主は国民のためにある。“上おさまりて、下乱るる者はあらず”
中国を見直そう!中国の歴史的価値を(中共政府はダメ)
指導者はダメでも人民には素直なものもいる
中国は有史以来常に、異民族の侵入、人民の蜂起、宗教の反乱、軍閥の決起などを、恐れてきた。これらをまとめないと皇帝の地位は保てない。ゆえに有能な部下に働いてもらう必要があり、そのため帝王学が発達した
(ゆえに)中国は、汚名を恐れる、面子を重んじる。ある意味、付き合いやすい
56;天下を獲ったあと、守っていくのは難しい
魏徴は諫言するのが仕事。
魏徴「非常に難しい」…憂いて危うい時は、トップは諫言を聞ける。安楽時代だと、気が緩み、楽を求める、諫言も煙たがられる️。そして危機存亡が来る。聖人が、安楽時代でも危機を想定するのは、常に気を引き締める
【安きに居て危気を思う】【安くしてしかもよくおそる】
111;国が収まるのも乱れるのも、部下次第。人を得ることが最重要
政治家は選挙(自分)のことばかり考える…でもはたと気づいたら、国民のことを考えていたのか? 自分のことを愛し、国家国民を愛していないのでは?️
皇帝も、部下が良いことをしたら、名簿に書き込み、常に見るべし
156;部下についての悪口。
太宗「起義」 父、高祖から、寵愛を受けた。世の中の治め方などわからなかった。皇太子となり、初めて天下を安んぜんことを思った
西洋は自我の確立。東洋は自我を消すことを、目指す
関係性を外せば…無我。だが、大我・超我。己を抑えること。意見も自分個人の感情で聞くのではない。
松下翁“あの山は自分のもの” 実際は所有はしていないが、そう考えたら楽しい
皇帝が立派なら、側近も立派
163;️記録を取るのは、間違ったことをなさないよう、ブレーキとする 記録官が書かなくても、人民全てが見ています ←これが中国政治の抑止力になっていた。安定の時期は少しはあった
180;同盟関係は注意。
223;例“いつでもなんでも言ってね“…だいたい本音はダメ。具体的でないと可否は問えない
38;トップが広く意見を聞いて、周辺情報を取り入れたら、周りの情報が必ず上に通じる
56;️重要なことは皆、小さな事から起こる 小さなことを論じなければ、大きなことも救えない
87;諫言は厳しい ゆえにそれは悪口のように見える ←人生を賭けて意見(諫言)は言うべきもの️
皇帝も経営者も、大変。孤独。努力を重ねている。皆で気を引き締めて、生まれ変わっていくべし。
中国はいつか、原点回帰が来る。特に老荘思想が復活し、蘇る。そこと連携するのが日本の道。
今年のキーワードは“脱藩“ 自分の所属する政党や組織にこだわらず。幕末も脱藩藩士が維新を起こした。殻を破れ!
田沼たかし
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